センターラボ京葉の技工物~審美素材~

センターラボ京葉の技工物~審美素材~

千葉県の歯科技工所、センターラボ京葉は、スタッフの高い技術力と最新鋭のCAD/CAMシステムで、高精度の技工物を短納期でご提供しています。こちらでは、当社が製作する技工物「審美素材」をご紹介します。

患者様の「美」を支える、“シェードマッチング確定率95%”

患者様の「美」を支える、“シェードマッチング確定率95%

審美歯科は、口元の美しさを向上させることを大きな目的としています。技工物の美しさは、形状はもちろんのこと、色味によっても左右されます。いくら精密な技工物でも、周囲の歯の色と合わなければ、それだけ周りから浮いてしまうからです。だからこそ当社では、歯の色の自然なマッチング――「シェードマッチング」にこだわっています。歯科用光工学測色装置「クリスタルアイ」を採用し、シェードマッチング確定率95%という高い数値を実現しています。

取り扱い審美歯科技工物

Zr・パールクラウン(ジルコニア)
Zr・パールクラウン(ジルコニア)
Zr・パールクラウン(ジルコニア)

金属を一切使用しないジルコニア単体のクラウンです。セラミックを築盛しないため歯牙形成量が少なくても適用でき、高い耐久性があるため咬合力が強くかかる部位にも適しています。

「Zr・パールクラウン」は、金価格が高騰している中、金を使用せずに自然な色合いを実現できる画期的な方法。アレルギーや加工の手間などの諸問題を解決した歯科材料加工技術のイノベーションとも言える技工物です。

Zr・パールクラウン(ジルコニア)
  • コンピュータによる自動化でスピーディな切削が可能
  • 生体親和性に優れ、金属アレルギーの原因になりません
  • 従来の金属製クラウンよりも軽量
  • 対合歯研磨の原因となる表面荒さを鏡面研磨にて格段に軽減(チューリッヒ大学研究発表)
歯科医院様に知っておいていただきたいこと
【ジルコニアは2種類】

ジルコニア素材には大きく、加工しやすく透過度を上げやすい「イットリア系」と強度の高い「セリア系」の2種類が存在しますが、歯科用素材として流通しているジルコニアはほぼ100%がイットリア系です。ジルコニアブロックやディスクの製造においてもっとも重要なのは、「ジルコニアパウダーに対して、いかに全方向から均等な力をかけるか」。均質なブロックやディスクから削り出されたジルコニアフレームはそれだけ適合がよく、強度も安定したものになります。

イットリア系は「高温・高湿度にさらされると強度が下がる」と指摘されることもありますが、これは産業界で使用されるジルコニアの話。口腔内環境ではまったく問題ありません。

【ジルコニアでも割れることがあります】
強度が高いことで知られるジルコニアですが、「絶対に割れない素材」ではありません(当社では10年間で4回確認)。破折があった場合は、厚みや角度などの設計に無理がなかったかどうかを調査すると同時に、ジルコニアディスクに付いているバーコードでトレース(追跡調査)を行います。さらに、メーカーにも「ディスク製造時に何か問題がなかったか」を確認します。それらの情報を、より精度の高い技工物製作に役立てています。
【ジルコニアの質は最終焼成温度に左右されます】

愛知学院大学の伴清冶先生の研究結果によると、経年劣化に大きく影響する要素は「ジルコニアの最終焼成温度」だといいます。ジルコニアは焼成温度が高いほど透過度が高くなる傾向にありますが、焼成温度が高いと、経年劣化を早める単斜晶の生成が促進されるというデメリットもあるため、いかに焼成温度を低く抑えて透過度を高めるかが各メーカーの開発ポイントとなっています。

一般的なジルコニアディスクの最終焼成温度は1350~1600℃の間。1350℃では経年劣化は起こりにくいものの透過度は低く、焼成温度が1600℃なら透過度は高いものの経年劣化が早いという傾向が現れます。当社が採用している「ウィーランド」社のジルコニアディスクは、最終焼成温度が1450℃にもかかわらず、1600℃のディスクよりも透過度が高いのが特長です。このジルコニアは1350℃のものと比べて単斜晶の生成割合が多少高くなりますが、試験の結果では、強度に影響を及ぼすような単斜晶が生成されるには数十年かかることが証明されています。1450℃というのは、経年劣化と審美性の双方がバランスよくなるように熟考された最終焼成温度なのです。

※ 表は左右にスクロールして確認することができます。

エステクラウン(e.max)
エステクラウン(e.max) 未来から来た新素材、多用な特徴を持つ世界最先端のオールセラミック素材がエステクラウン(e.max)です。さまざまな症例に対応する高い柔軟性と機能性、ジルコニアを上回る透明度・審美性を誇ります。適合精度と曲げ強度は、メタルボンド用陶材と比較すると約4倍強の360~400MPa。非常に優れた技工物の製作が可能です。
特長
歯を傷めない 虫歯になりにくい
e.maxの成分であるニケイ酸リチウム(ガラスセラミックス)はほどよい硬さで、磨り減ったり噛み合う天然歯を傷めたりすることがありません。結果として、噛み合う天然歯の寿命を延ばし、安全で快適な使用が可能です。 天然歯と分子レベルで強固に接着するのがe.maxの特徴。治療箇所のすき間から汚れや細菌が入り込むことがなく、治療箇所から虫歯になることはありません。2次カリエスのリスクも低いため、患者様に安心しておすすめいただけます。

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オールセラミック
汚れが付きにくく、変色しにくいセラミック素材のみで作られる補綴物で、天然歯のような透明感を再現することができます。
ハイブリッドセラミック
セラミックと歯科用プラスチックを混同して作られる素材です。セラミックの強度とプラスチックの粘りにより、噛み合う歯を傷めません。耐久性と審美性を高いレベルで兼ね備えた補綴物を製作できます。
メタルボンドクラウン
メタルボンドクラウン 金属のフレームにセラミックを築盛したクラウンです。中に金属を用いることで、高い強度と耐久性を実現しています。ただし、透明感や色調といった審美性では、金属不使用の素材よりもお取ります。

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ジルコニアボンドクラウン
ジルコニアのフレームにセラミックを築盛したクラウンです。金属をフレームにするメタルボンドは、高い強度を確保できるものの、自然な透明感を表現できないというデメリットがありました。ジルコニアボンドクラウンは、この課題をクリアし、強度と審美性の両立を実現しています。
CAD/CAM冠ハイブリッド
ハイブリッドレジンブロックをコンピュータで制御して削り出して作成されるクラウンです。保険適用で、小臼歯4番と5番に対応します。

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